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第163話 バス運転手の人手不足の問題・経営側とブラック消費者に物申す!

タイトルの通り昨今、問題になっているバス運転手の人手不足について語ります。

我が国のバス事業は2000年代の規制緩和、それと大手私鉄系から次々とバス部門が分社化されて労働者はいったん解雇、分社先の新会社で再雇用という形がとられました。

分社したバスは軒並み労働条件が切り崩されていて、賃金が低下、正社員での採用から、最初は契約社員からの採用で数年後に正社員になるという手法に変わりつつありました。

そして時は経ち、2010年代に入って、バス運転手の人手不足が恒常化して、我が国の社会問題となりました。

そもそも契約社員って不安定な雇用で、給料は月給制ではなくて時給制、賞与はおろか退職金も出ない、そういう現状への不安さと、契約が更新されて定年まで働けるかどうかの不安さ、そういうものが常に付きまとっており、今まで企業は散々、入社時は正社員ではない雇用の契約社員で採用とか「雇ってもらえるだけでもありがたく思え」的にドヤ顔で言っていて、契約社員と言ういつクビになるかわからず、将来設計が立てれず不安定な雇用形態のバス運転手を会社全体、社会全体で作っておきながら時が経って、バス運転手が全国的に不足気味になって、人手の取り合いになった途端、企業は「入社時点から正社員の採用に変えました」「契約社員を見直して正社員化にしました」とか、今まで不安定な雇用の原因を作っていた企業側の掌の返し方。

それだったら最初から正社員として雇用して、賞与も退職金も支給して、賃金も上げながら人を使い捨てするのではなくて、ちゃんと生活ができるような給料と休みを与えていけばよかったことではないか。

バス運転手が基本給でちゃんと生活が成り立つほどの賃金を支給して、職場の定着化を図り生活基盤を支える、それがこの20年の間、企業側は人材を育てるということを放棄し、現場に人件費という名の投資をせず、いとも簡単に人件費=コスト削減という見方をして目先の利益のために現場の労働者の人件費を徹底的に下げて、長時間労働の激務、そして昨今、人手が足りなくなってそれによる路線の減便や廃止などで企業側も、経営にもろに影響しだしてから、急に掌を反すやり方、企業側の自分たちの将来性、経営のやり方が招いた結果じゃないの、それを今更、ドヤ顔であたかも契約社員から正社員化に切り替えたことを当社はすごいことだ的なように企業側が言うのはかなり違和感がある。

補足しておくが私は企業側がバス運転手の契約社員採用から正社員採用へ切り替えた姿勢など、この点を否定しているのではありません。

今、それらをするのであれば、最初からバス運転手という技術職に時給制の契約社員で採用して現場の人件費を削減するこの20年の経営のやり方がおかしかったと言いたいんです。

これはバスに限った話ではなくて、鉄道もそうだし、公共交通の職場以外、介護、飲食店、コンビニ等、今の日本の企業全体、あらゆる職種で言えることではないか。

給料を上げて休みを増やせば解決することじゃん!それが、地域密着とか、やりがいとかいう言葉を使って精神論を持ち出して、いかに給料を上げないようにしている昨今のバス会社、そういう社会風潮、それに経済界にべったりしているこの国の政府、いい加減にしろといいたい。

それに【合理化案】【人件費削減】【コスト削減】簡単にいうけど、他人様の職業を安易に「給料を下げろ」とか「貰いすぎ」とか、そういった非難をする人たちも同罪だよね。

特に市営バスの運転手の給料が高いとか言って叩いている人たちがいるけど、市営バスの運転手の給料が高いんじゃなくて、民間のバス会社の給料が安すぎるだけ、それを「貰いすぎ」とか言っちゃって、もう一回いうけど、安易に他人様の職業の給料を妬んで高い!とか貰いすぎ!とか、そういうことを言っている人たちって、合理化案、人件費削減、コスト削減で現場の運転手を苦しめてきた経営側と同罪だよ。

いわゆるブラック消費者と言える。

合理化案、人件費削減、コスト削減、これについてはまた、別の記事で書きたいと思います。
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夢のゴムタイヤ

Author:夢のゴムタイヤ
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